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心のエコ生活とは その② 人の顔色ばかり気にしすぎない

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心のエコ生活とは その② 人の顔色ばかり気にしすぎない

心のエコ生活とは その② 人の顔色ばかり気にしすぎない

2026/08/25

前回は、「心のエコ生活」とは

何かについてお話ししました。

 

 

私たちの心にも、

使えるエネルギーには限りがあります。

 

だからこそ、

何に心のエネルギーを使うのかを、

ときどき見直してみる。

 

私は、それを「心のエコ生活」と呼んでいます。

 

 

今回は、その具体的な習慣の一つ目、

 

「人の顔色ばかり気にしすぎない」

 

について考えてみたいと思います。

 

 

 

相手の表情が曇ると、気になってしまう

 

誰かと話しているとき、

相手の表情が少し曇った。

 

すると、

「私、何か変なことを言ったかな」

「気を悪くしたかな」

「嫌われたかな」

 

そんなことが急に

気になってしまうことはないでしょうか。

 

 

その場では普通に話を続けていても、

家に帰ってから、

 

「あの言い方、まずかったかな」

「あそこで違うことを言えばよかったかな」

と、何度も会話を思い返してしまう。

 

 

翌日、その人に会ったときにも、

何となく表情を確認してしまう。

 

少しそっけなく感じると、

「やっぱり昨日のことを怒っているんだ」

と思ってしまう。

 

こうなると、頭の中のかなりの部分を、

その人のことで使うことになります。

 

でも、ここで一つ考えてみたいことがあります。

 

相手の表情だけで、本当の理由は分かるのでしょうか。

 

 

表情には、いろいろな理由があります

 

相手が少し不機嫌そうに見えたとしても、

その理由が自分にあるとは限りません。

 

仕事で何か嫌なことがあったのかもしれません。

 

家族のことで心配事があるのかもしれません。

 

体調が悪いのかもしれません。

 

ただ眠かっただけかもしれません。

 

あるいは、本人は何も気にしていないのに、

こちらが「不機嫌そうだ」と感じただけかもしれません。

 

 

ところが、人の顔色を気にしやすい人ほど、

「相手の表情が変わった」=「自分が何かした」

 

と結びつけて考えてしまうことがあります。

 

 

もちろん、本当にこちらの言葉が

相手を傷つけたこともあるでしょう。

 

そのときには、必要なら謝ったり、

確認したりすればいいと思います。

 

けれど、理由が分からない段階から、

「きっと私のせいだ」

と決めてしまう必要はありません。

 

 

 

人の気持ちを考えることは悪いことではありません

 

ここで誤解してほしくないのは、

「人の顔色なんて気にしなくていい」

と言いたいわけではないということです。

 

人の表情を見て、

「何かあったのかな」

と気づくことは、

人と関わるうえでとても大切です。

 

 

相手の気持ちを想像できることは、

優しさでもあります。

 

 

問題なのは、

気づくことと、背負うことが

一緒になってしまうことです。

 

「あれ、今日は元気がないな」

と感じる。

 

ここまではいいのです。

 

 

でも、そのあとに、

 

「私のせいかもしれない」

「何とか機嫌を直してもらわなければ」

「嫌われないようにしなければ」

 

と考え始めると、

一気に心のエネルギーを使うことになります

 

 

相手の表情を何度も確認する。

 

言葉を必要以上に選ぶ。

 

自分の言いたいことを我慢する。

 

相手が笑うまで安心できない。

 

こうなってくると、

自分の心は、いつも相手の反応によって

動かされることになります。

 

 

 

相手がどう感じるかは、完全にはコントロールできない

 

私たちは、

自分の言葉や行動については考えることができます。

 

「この言い方でよかったかな」

「もう少し丁寧に伝えた方がよかったかな」

と振り返ることもできます。

 

必要なら、伝え直すこともできます。

 

謝ることもできます。

 

 

けれど、その後に相手が

どう受け取るのかまでは、

こちらが決めることはできません。

 

 

同じ言葉を伝えても、

「ありがたい」

と感じる人もいれば、

 

「余計なお世話だ」

と感じる人もいます。

 

こちらがどれだけ丁寧に接しても、

相手の機嫌が悪い日もあります。

 

 

反対に、こちらがそれほど

気を遣わなくても、何とも思わない人もいます。

 

 

つまり、

自分にできるところと、自分には決められないところがある

ということです。

 

ここを全部自分で何とかしようとすると、

とても疲れます。

 

 

 

「私にできることは、ここまで」と考えてみる

 

では、人の顔色が気になったとき、

どうすればよいのでしょうか。

 

私は、

「私にできることは、ここまで」

と考えてみることが大切だと思っています。

 

たとえば、

「少し言い方がきつかったかな」

と思ったのであれば、

 

「さっきは言い方が強くなってごめんね」

と伝えることはできます。

 

 

「何か気になることがあるのかな」

と思ったのであれば、

 

「何かありましたか?」

と一度尋ねることもできます。

 

ここまでは、自分にできることです。

 

 

でも、そのあと相手が、

「別に何でもないよ」

と言ったのであれば、

そこから先まで追いかけなくてもいいのです。

 

「本当は怒っているのではないか」

「私に言わないだけではないか」

と考え続けてしまうと、

また心のエネルギーを使い始めます。

 

 

一度確認した。

必要なことは伝えた。

 

それなら、

「ここから先は、相手の気持ちの部分」

と少し手放してみる。

 

これも、心のエコ生活の一つだと思います。

 

 

 

顔色を見ないのではなく、見すぎない

 

人の顔色が気になる人に、

「気にしなければいい」

と言っても、なかなか難しいものです。

 

 

長い間、人の表情を見ながら

生活してきた人であれば、なおさらでしょう。

 

だから、いきなり

「今日から人の顔色は一切気にしない」

とする必要はありません。

 

そうではなく、

「あ、また相手の表情を気にしているな」

と気づくだけでもいいのです。

 

 

そして、

「この人の表情の理由を、

 私は本当に知っているだろうか」

と一度考えてみる。

 

分からないのであれば、

分からないことを、自分の頭の中で勝手に埋めない

 

それだけでも、

心の使い方は少し変わってきます。

 

 

人を思いやることは大切です。

 

でも、人の機嫌まで全部背負わなくてもいい。

 

相手の表情に気づくことはあっても、

そこに自分の心を持っていかれすぎない。

 

 

人の顔色を見ないのではなく、見すぎない。

 

それが、「心のエコ生活」の一つ目の習慣です。

 

次回も、毎日の中で知らず知らず使っている

心のエネルギーについて、もう一つ取り上げてみたいと思います。

 

 

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