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薬指が長い人は魅力的? ――そこから考える「自分の知らない自分」

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薬指が長い人は魅力的? ――そこから考える「自分の知らない自分」

薬指が長い人は魅力的? ――そこから考える「自分の知らない自分」

2026/08/29

先日、瀬戸内寂聴さんのお話を見ていたら、

ちょっと面白い話が出てきました。

 

薬指が人差し指より長い人には、

・人を引きつける魅力がある。

・直感力がある。

・チャレンジ精神が強い。

・隠れたクリエイティブな気質がある

 

そんなお話です。

 

 

こういう話を聞くと、

つい自分の手を見てしまいませんか。

 

私もすぐに左手を見てみました。

 

すると――

私の薬指は、人差し指より長かったのです。

 

「おっ、これはちょっとうれしいな」

そんな気持ちになりました。

 

もちろん、それだけで

「私は魅力がある」「直感力抜群だ」と

決めることはできません。

 

でも、そのとき私は思ったのです。

 

こういう何気ないきっかけから、

自分の見方が少し変わることってあるんじゃないかな。

 

今日は、そんなところから心理学の話につなげてみたいと思います。

 

 

「私にも、そんなところがあるのかな」

 

たとえば誰かから、

「あなたには、

 人を引きつける魅力がありますよ」

と言われたとします。

 

あるいは、

「あなたは意外とチャレンジ精神がありますね」

と言われたとします。

 

すると私たちは、

「そうかな?」

と思いながら、

自分のこれまでを振り返ります。

 

「あ、そういえば、あのときは結構思い切って行動したな」

 

「人前に出るのは苦手だと思っていたけれど、意外と楽しめたこともあった」

 

そんな記憶が出てくるかもしれません。

 

 

人は、自分について何らかのイメージを持っています。

 

「私は積極的な人間だ」

「私は人見知りだ」

「私は人前に出るのが苦手だ」

「私は失敗するタイプだ」

 

こうした自分についての捉え方を、

心理学では「自己認知」などと考えることがあります。

 

ところが、この自己認知は必ずしも

客観的な事実とは限りません。

 

長い間、自分で自分に貼ってきた

「ラベル」である場合もあるのです。

 

 

 

自分で貼ったラベルに縛られていませんか?

 

たとえば、

「私は消極的だから」

と思っている人がいたとします。

 

すると新しいことを勧められても、

「私には無理」

と思ってしまう。

 

実際にはできるかもしれないのに、

最初から挑戦しなくなります。

 

挑戦しなければ、

「できた」

という経験も生まれません。

 

そして、

「ほら、やっぱり私は消極的だ」

という自己イメージが、ますます強くなっていきます。

 

 

 

逆のことも起こります。

 

「もしかしたら私には、

 チャレンジできるところもあるのかもしれない」

そう思って、一歩だけ動いてみる。

 

やってみたら、

「あれ、意外とできた」となる。

 

その経験が、

「私って、思っていたより行動できるのかもしれない」

という新しい自分の見方につながっていきます。

 

 

心理学には「自己成就的予言」という考え方があります。

 

自分や周囲が抱いた期待や思い込みが、そ

の後の行動に影響し、結果として、

その期待に近い状態が生まれていくことがあります。

 

もちろん、

「できると思えば何でもできる」

という単純な話ではありません。

 

けれど、

「どうせ私はできない」

と思っているのと、

 

「もしかしたらできるかもしれない」

と思っているのとでは、

次の行動が少し変わってくることがあります。

 

私は、そこがとても大切だと思っています。

 

 

 

自分のことを、一つの言葉で決めない

 

私はカウンセリングの中でも、

「自分はこういう人間だから」

という言葉を耳にすることがあります。

 

「私は気が弱いから」

「私は人付き合いが苦手だから」

「私はすぐに考えすぎるから」

「私は自信がないから」

 

でも、人間はそんなに一面的ではありません。

 

気が弱いと思っている人でも、

大切な人のためなら驚くほど強くなれることがあります。

 

人付き合いが苦手だと思っている人でも、

安心できる相手とは何時間でも話せるかもしれません。

 

自信がないと思っている人でも、

これまで何度も困難を乗り越えてきているかもしれません。

 

人には、いろいろな面があります。

 

 

ところが、

「私は○○な人」

と決めてしまうと、

そのほかの自分が見えなくなってしまうことがあります。

 

これは少しもったいないことだと思うのです。

 

 

 

薬指を見ることが、自分を見るきっかけになる

 

ですから、瀬戸内寂聴さんの薬指のお話も、

「本当にそうなのか」

だけで終わらせなくてもいいのではないでしょうか。

 

ちょっと自分の手を見てみる。

 

そして、

「私にも、人を引きつけるところがあるのかな」

「私にも、直感を大切にしているところがあるかな」

「私にも、チャレンジ精神があるかもしれない」

「そういえば、昔は絵を描いたり、

 音楽をやったり、何かを作ったりするのが好きだったな」

 

そんなふうに、自分を見直すきっかけにしてみる。

 

私は、それならとても面白いと思います。

 

正しいか、間違っているか。

 

科学的に証明されているか、いないか。

 

それだけではなく、

「自分の中に、

 まだ自分が気づいていない部分があるかもしれない」

と考えてみる。

 

人は、自分のことをすべて知っているようで、意外と知りません。

 

これまでの経験や周囲から言われた言葉によって、

「自分はこういう人間だ」

と思い込んでいることもあります。

 

でも、その思い込みの外側に、

まだ使っていない自分の力が残っているかもしれません。

 

 

 

心のエコ生活にもつながります

 

私は「心のエコ生活」と

いう考え方をお伝えしています。

 

心にも、使えるエネルギーには限りがあります。

 

その大切なエネルギーを、

「私には無理」

「どうせ私はダメ」

「私はこういう人間だから」

と、自分を小さくするために

使ってしまうのは、少しもったいない。

 

たまには、

「本当にそうかな?」

と、自分につけているラベルを外してみる。

 

そして、

「自分には、まだ知らない自分がいるかもしれない」

と考えてみる。

 

それもまた、心のエネルギーを

大切に使う一つの方法ではないでしょうか。

 

 

今日、ちょっと自分の薬指を見てみてください。

 

薬指が長くても、短くても、

それだけであなたの性格が決まるわけではありません。

 

でも、その手を見ながら、

「私には、まだどんな自分が隠れているんだろう?」

と考えてみる。

 

そんな時間があってもいいのかもしれません。

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