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ぬいぐるみや抱き枕を抱くと、なぜ安心するのか ― 心理学と睡眠科学から考える「触れること」と心の安心(自分の体験談より)

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ぬいぐるみや抱き枕を抱くと、なぜ安心するのか ― 心理学と睡眠科学から考える「触れること」と心の安心(自分の体験談より)

ぬいぐるみや抱き枕を抱くと、なぜ安心するのか ― 心理学と睡眠科学から考える「触れること」と心の安心(自分の体験談より)

2026/09/13

 

ぬいぐるみを抱くと、なんとなく落ち着く。

 

お気に入りの抱き枕を抱くと、眠りやすい。

 

毛布にくるまると、ほっとする。

 

そんな感覚を持っている人もいると思います。

 

 

私自身、マインドハグをするようになってから、

毎晩、抱き枕を抱いて寝るようになりました。

 

抱き枕を抱いて左向きになる。

すると、不思議なくらい早く眠れます。

 

今では、この姿勢になると、

「さあ、寝よう」

という感じになります。

 

ぬいぐるみや抱き枕には、

なぜこんな安心感があるのでしょうか。

 

心理学や睡眠科学から考えると、

いくつかの理由が見えてきます。

 

 

 

触れることは、安心感につながる

 

人は、言葉だけで安心するわけではありません。

触れることからも安心を感じます。

 

柔らかいものに触れる。

 

毛布にくるまる。

 

クッションを抱く。

 

ぬいぐるみや抱き枕を胸の前で抱える。

 

こうした触覚は、心と体を落ち着かせるきっかけになります。

 

 

不安なときに腕を組んだり、

自分の手を握ったり、

布団にくるまったりする人もいます。

 

体に触れる感覚があることで、

「ここにいて大丈夫」

という感覚を得やすくなることがあります。

 

ぬいぐるみや抱き枕の柔らかさも、

こうした安心感につながっているのでしょう。

 

 

 

子どもにとって、ぬいぐるみが特別になる理由

 

心理学者のウィニコットは、

子どもが大切にする毛布やぬいぐるみなどを「移行対象」と呼びました。

 

小さな子どもは、

少しずつ親から離れて過ごす時間が増えていきます。

 

一人で眠る。

 

幼稚園や保育園へ行く。

 

親の姿が見えない時間を過ごす。

 

そんなとき、

いつも持っている毛布。

お気に入りのぬいぐるみ。

触り慣れたタオル。

 

こうしたものが

安心できる存在になることがあります。

 

「これがあると落ち着く」

という経験が積み重なることで、

その物自体が安心の象徴になっていきます。

 

そのため、大人になってから昔のぬいぐるみを見て、

懐かしさと一緒にほっとすることもあります。

 

 

 

ぬいぐるみは、何も言わずにそばにいてくれる

 

人間関係では、相手の反応が気になります。

 

「こんなことを言ったらどう思われるだろう」

「弱いと思われないかな」

「こんなことで悩んでいると思われたくないな」

 

そんな気持ちから、

本音を出せないことがあります。

 

ぬいぐるみには、その心配がありません。

 

話しかけてもいい。

黙って抱いていてもいい。

泣いてもいい。

ただそばに置いておいてもいい。

評価されることもありません。

 

だからこそ、心が疲れているときには、

ぬいぐるみのような存在が安心につながることがあります。

 

 

 

抱くことで、自分の気持ちに気づくこともある

 

ぬいぐるみや抱き枕を抱いていると、

ふと自分の気持ちが出てくることがあります。

 

「今日は疲れたな」

「本当は寂しかったんだな」

「ずっと頑張っていたな」

 

普段は忙しさの中で気づかなかった気持ちが、

静かな時間の中で見えてくることがあります。

 

心理学では、自分の感情に気づき、

それを受け止めることを大切にします。

 

ただ抱いてみる。

そのとき自分の中に何が浮かんでくるかを感じてみる。

 

それだけでも、

自分の心と少し近づくことがあります。

 

 

 

ぬいぐるみは、自分に優しくするきっかけにもなる

 

誰かには優しくできるのに、自分には厳しい。

そんな人もいます。

 

失敗すると自分を責める。

疲れていても休めない。

「もっと頑張らないと」

と自分を追い込む。

 

そんなとき、

ぬいぐるみや抱き枕を抱きながら、

 

「今日もよく頑張ったな」

「疲れたな」

「少し休もう」

と自分に声をかけてみる。

 

これは、自分に思いやりを

向ける練習にもなります。

 

心理学では、こうした自分への思いやりを「セルフ・コンパッション」と呼びます。

 

自分を責め続けるよりも、

自分の状態に気づき、いたわる。

 

ぬいぐるみや抱き枕は、

そのきっかけとして使うこともできます。

 

 

 

抱き枕が「眠る合図」になる

 

私の場合、

抱き枕にはもう一つ大きな役割があります。

 

それは、

「これから眠る」という合図

になっていることです。

 

毎晩、

歯を磨く。

布団に入る。

抱き枕を抱く。

左を向く。

そして眠る。

 

この流れを繰り返していると、

脳は少しずつ、

「このあと眠る」

ということを学習していきます。

 

心理学では、同じ状況や行動と

反応が結びついていくことを学習の一つとして考えます。

 

私にとっては、

抱き枕を抱いて左を向く

という行動そのものが、

入眠のスイッチになっているのかもしれません。

 

 

 

眠る前に、毎日同じことをする意味

 

睡眠では、

眠る前の過ごし方も大切です。

 

照明を少し落とす。

静かな音楽を聴く。

温かい飲み物を飲む。

本を読む。

抱き枕を抱く。

 

こうした行動を繰り返すことで、

一日の活動モードから休息モードへ切り替える

きっかけを作ることができます。

 

毎日同じ流れがあると、

脳にとっても分かりやすくなります。

 

「これをすると眠る」

という自分なりの習慣を持っておくことは、

眠りに入りやすい環境づくりにつながります。

 

 

 

体が落ち着くと、心も休みやすくなる

 

抱き枕を使うと、

腕の置き場が決まる。

体勢が安定する。

自分が楽だと感じる姿勢を作りやすい。

 

こうしたことも、

眠りやすさにつながることがあります。

 

私の場合は左向きが一番落ち着きます。

 

右向きが楽な人もいるでしょう。

 

仰向けが安心する人もいます。

 

大切なのは、

「この姿勢になると落ち着く」

という自分に合った形が見つかっていることです。

 

 

 

睡眠と体温には深い関係がある

 

睡眠科学では、

眠りと体温の変化には深い関係があることが分かっています。

 

人は眠りに向かうとき、

体の内部の温度、

いわゆる深部体温が少しずつ下がっていきます。

 

そのため、寝室が暑すぎると、

寝苦しい。

何度も目が覚める。

寝つきにくい。

といったことが起こりやすくなります。

 

秋になり、夜の暑さが和らいでくると、

夏よりも眠りやすいと感じる人もいます。

 

 

 

少し涼しい夜だからこそ、抱く温かさが心地いい

 

少しずつ朝晩が涼しくなり、

これから秋も本格的になります。

 

夏とは違い、

布団の中の温かさが心地よく感じられる季節です。

 

外は少し涼しい。

布団の中はほんのり温かい。

 

そこに、ぬいぐるみや抱き枕を抱く。

この、

「少し涼しい空気」「心地よい温かさ」

 

の組み合わせが、

眠る前の安心感を作ってくれることがあります。

 

何か柔らかいものを抱くことで、

「今日も一日終わったな」

と気持ちを切り替えやすくなる人もいるでしょう。

 

 

 

大人にも、安心できるものがあっていい

 

ぬいぐるみというと、

「子どものもの」

というイメージを持つ人もいるかもしれません。

 

でも、大人にも安心できるものは必要です。

 

好きな毛布。

お気に入りのクッション。

昔から使っている枕。

落ち着く香り。

そして、ぬいぐるみや抱き枕。

 

人によって安心できるものは違います。

 

大切なのは、

「自分は何に触れると少し落ち着くのか」

を知っておくことです。

 

 

 

眠ることも「心のエコ生活」

 

私は「心のエコ生活」と

いう言葉を使っています。

 

一日の中で、

人に気を使う。

仕事をする。

考える。

悩む。

判断する。

 

私たちは、

たくさんの心のエネルギーを使っています。

 

だから夜になったら、

「今日はここまで」

と心を休ませる時間も必要です。

 

私にとっては、

抱き枕を抱いて左を向くことが、

その合図になっています。

 

抱き枕を抱く。

少し体の力を抜く。

「今日も一日終わったな」

と思う。

そして眠る。

 

そんな小さな習慣が、

心と体を休ませてくれています。

 

これから秋が深まり、

夜も少しずつ長くなっていきます。

 

ぬいぐるみや抱き枕を抱いて、心地よく眠る。

そんな時間を作ってみるのもいいかもしれません。

 

あなたには、

「これがあると安心する」

というものがありますか。

 

そして、

「これをすると眠りやすい」

という自分なりの習慣がありますか。

 

自分に合った安心の形を一つ持っておくことも、

心を大切にする方法の一つだと思います。

 

※マインドハグについてはこちらから

 マインドハグとは?

 

 第2回心を育てるマインドハグ体験会(実施報告)


 「心のエコ生活」講演&第3回マインドハグ体験会

 

  

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