なぜ怒られたの?——小さな優しさを否定されたあの日(自分の体験談より)
2026/07/25
小学3年生のときのことです。
久しぶりに友達が我が家に遊びに来てくれました。
うれしくて、少しでも快適に過ごしてもらいたくて、
私は洗面所にあるコップを洗っていました。
「水を飲むかもしれないから、きれいにしておこう」
そんな小さな優しさからの行動でした。
でもそのとき、母が後ろから来て、
怖い顔でこう言ったのです。
「子どもがそんなことするんじゃない!」
鬼のような表情でした。
私は、何がいけなかったのか分かりませんでした。
「え、なんで怒られたの?」
「友達のためにやってたのに…」
心理学で見た「コップ事件」
心理学では、こうした経験を「条件付きの愛」と呼びます。
つまり、「親の望む子ども」であるときだけ受け入れられ、
それ以外の行動は否定されるというものです。
この体験を通して、私は無意識にこう学んでしまったのかもしれません。
- 自分で考えて動くと怒られる
- やさしさも、見当違いなら否定される
- 親の期待通りに振る舞わないと、受け入れてもらえない
こうした思い込みは、その後の人間関係や自己評価にも、
知らず知らずのうちに影響を与えていたかもしれません。
あの時の小さな私が信じたこと
コップを洗ったあの瞬間、
私は「自分の気持ちが否定された」と感じたのでしょう。
「自分のやさしさって、間違ってたの?」と。
このように、親から否定された“自分の一部”は、
心理学では「シャドウ(影)」と呼ばれます。
大人になっても、
その“影”を避けるように生きてしまう人も多いのです。
→ 「人にやさしくすると怖くなる」
→ 「自分の判断に自信が持てない」
そんな心のクセは、こうした原体験からくるものかもしれません。
今でもふとよみがえる記憶
何十年も経った今でも、
私はコップを洗っていると、
ふとこの記憶がよみがえります。
頭では「昔のこと」と分かっていても、
心はまだあの時のまま、戸惑い続けているのかもしれません。
これは心理学でいう「感情記憶」や「トラウマ記憶」の働きです。
過去の出来事が、
身体感覚と一緒に残っているため、
同じ状況になると反応してしまうのです。
でもそれは、「あのとき、本当に傷ついた」証拠でもあります。
今なら、あの時の自分にこう伝えたい
「あなたは、間違ってなかったよ」
「誰かのためを思って行動できる、やさしい子だったんだね」
「怒られるようなこと、ひとつもしてないよ」
今の私なら、
そうやって当時の自分に声をかけてあげられます。
これは「インナーチャイルド」と向き合う大切なプロセスであり、
自分の心の奥にいる“小さな自分”を癒す一歩です。
思い出すことには意味がある
過去の記憶がふいによみがえると、
「まだ引きずってるのか」と
自分を責めたくなるかもしれません。
でも実は、そうではありません。
それは、「今こそ向き合える準備ができた」
という心からのサインでもあります。
だからこそ、
「また思い出しちゃったな」と気づいたときに、
自分にやさしい言葉をかけてあげてください。
あなたの中の「小さなあなた」に会いにいく
私たちは、
子どもの頃に刷り込まれた思い込みに、
今も縛られていることがあります。
でも、
少しずつその思い込みをほどいていくことはできます。
過去に否定された“自分らしさ”を、もう一度取り戻す旅。
それは、今のあなたにしかできない、大切な癒しのプロセスです。
もし、あなたの中にも似たような記憶があるなら
一度、じっくりお話を聴かせていただけませんか?
あなたの過去と、やさしく向き合う時間を一緒に作ります。
▶ カウンセリングのご案内はこちら
----------------------------------------------------------------------
オンライン・カウンセリング 《輝き》
住所:埼玉県鴻巣市南2丁目
電話番号:050-1720-1859
カウンセリングで人間関係を整理
教員向けのカウンセリング
不登校に悩む方のカウンセリング
----------------------------------------------------------------------



